■ムシガレイ・イラストについて

島根県では水カレイ、標準和名ムシガレイです。6対の紋が虫食いの跡を思わせることから、ムシガレイと名のついたという由来があるようです。

ミズガレイ　の名の通り、肉質が柔らかすぎて水っぽい点から、「浜田の干しカレイ」のように塩干物にすると味が増すと言われています。

前述の通り、背面に3対6個の大きな斑紋が、他種との見分けポイント。
似た名前にヤナギムシガレイがいますが、ヤナギムシガレイは体型がやや楕円っぽいとこと斑紋がないことから区別できます。

図鑑データ　／　ムシガレイ
漢字	虫鰈
地方名	ミズガレイ、ピタピタ、ビタガレイ、ベチャガレイ、ミズアサバ、ミズクサガレイ、ミズクサなど水っぽいことからの呼称を含め、多数各地に名前がある
英名	Shotted halibut
学名	Eopsetta grigorjewi (Herzenstein, 1890)
分類	カレイ目カレイ科ムシガレイ亜科ムシガレイ属
分布	日本海、黄海、渤海、東シナ海　　200メートル以浅の砂泥地
特徴	成魚平均体長約50cm。 上アゴの後端は眼の中央の下方に位置、口はやや大きい。 側線は胸ビレ上方で湾曲しているがなだらかな山形を形成。 肉質が非常に柔らかく刺し身には向かないとされる。主に干物に加工され食される。背ビレ87～88軟条、臀ビレ67～70軟条。
(参考：島根県水産技術センターwebサイト、原色魚類大図鑑・北隆館刊、ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑)

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