■アメマス・イラストについて

エゾイワナ降海型魚、アメマス。
つまり、エゾイワナとアメマスは同種です。

エゾイワナは陸封型の標準和名となり、アメマスは降海型の標準和名となります。
サケ科魚類には標準和名を2つもつ種（もしくは亜種）がいるので、描く時には資料収集にとくに時間と手間を費やします。

体側に赤や黄色の斑点がなく、体側の暗めの地に白い円形の縁取り斑が散在。
背鰭に虫食い状の斑紋がないことなどが描き分けの際の特徴としております。

実際に海へ降りる種は斑点模様が消えスモルトと呼ばれる銀一色になってから降りるのですが、それだと過去に作成したサクラマスとほぼ差異がなくなっちゃうので、河川生息状態のエゾイワナに近いアメマスで作成致しました。

アメマス
漢字	雨鱒
地方名	(調査中)
英名	White-spotted char ／ Japanese char
学名	Salvelinus leucomaenis leucomaenis (Pallas, 1814)
分類	サケ目サケ科イワナ属
分布	ユーラシア大陸東端、山形県以北の日本海側、千葉県以北の太平洋側の河川及び海
特徴	成魚平均体長約40cm。エゾイワナの降海型。 孵化後すぐ降海せず、2年から3年程度を河川で過ごす。 スモルト化した個体が降海。雌雄でのスモルト化の比率は異なる。背ビレ12～15軟条、臀ビレ9～11軟条
(参考：原色魚類大図鑑・北隆館刊、 wikipedia:アメマス項)

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